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Chrome 91 より SharedArrayBuffer の利用に制限が付きます

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この記事はテクニカル プログラム マネージャー、Lutz Vahl による Chromium Blog の記事 "Heads Up: Restriction on SharedArrayBuffers are coming in M91" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

Chrome 91(2021 年 5 月)より、すべてのプラットフォームで、SharedArrayBufferperformance.measureUserAgentSpecificMemory()などの API にアクセスする際にクロスオリジン分離が必須になります。Android では Chrome 88 からこの制限が適用されていますが、この対応により、デスクトップにも同じ制限が適用されます。

今後もこれらの API を使用する場合は、ページで以下のヘッダーを送信し、確実にページがクロスオリジン分離されるようにしてください。

Cross-Origin-Embedder-Policy: require-corp
Cross-Origin-Opener-Policy: same-origin

なお、これをすると、Cross-Origin-Resource-Policyヘッダーか CORSヘッダー(Access-Control-Allow-*など)で明示的にリソースを許可しない限り、そのページでクロスオリジンのコンテンツを読み込めなくなりますので、ご注意ください。

対応手順の詳細やその他の考慮事項については、web.dev のクロスオリジン分離有効化ガイドをご覧ください。


Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

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