この記事は Firebase プロダクト マネージャー、Salman Qadri による The Firebase Blog の記事 "Open sourcing the Firebase SDKs" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
元の記事は Google オープンソース ブログに投稿されました。
Firebase クライアント ライブラリのオープンソース化に向けた第一歩を踏み出したことをお知らせします。私たちは、SDK をオープンなものにすることを通して、透明性を上げ、デベロッパー コミュニティの強化に貢献したいと考えています。この目的を達成するために、GitHub を通してソースコードを公開し、皆さんにも貢献していただけるようにします。スタイルの不一致からバグまで、コードに問題を発見した方は、GitHub 標準の Issue Tracker から問題を報告できます。また、このプロジェクトは Google オープンソース ディレクトリからも参照できるようになっています。皆さんのプルリクエストをお待ちしています。
まずは、iOS、JavaScript、Java、Node.js、Pythonの各 SDK のいくつかの製品をオープンソース化します。Android SDK のオープンソース化も検討予定です。各 SDK には、Apache 2.0ライセンスが適用されます。これは、FirebaseUIなどの既存の Firebase オープンソース プロジェクトと同じ柔軟なライセンスです。
以下では、それぞれのレポジトリについて紹介します。
https://github.com/firebase/firebase-ios-sdk
Firebase iOS 4.0 SDK のリリースに合わせて、Swift ユーザーにとってわかりやすい API 名への変更など、デベロッパーの皆さんが開発をしやすくするためのいくつかの改善が行われています。iOS SDK のオープンソース化によって、各機能のフィードバックが増えることを期待しています。今回の最初のリリースでは、Realtime Database、Auth、Cloud Storage、Cloud Messaging(FCM)の各 SDK がオープンソース化されます。今後もさらに多くの SDK がオープンソース化される予定です。
Firebase にはまだオープンソース化できないコンポーネントもありますので、まだ製品を完全にビルドすることはできません。このレポジトリを使って FirebaseDev pod をビルドすることはできますが、当面の間 CocoaPodsで配布されるライブラリは当面の間静的フレームワークのままとなる予定です。私たちは、組み込みの方法によらず、デベロッパーの皆さんが開発しやすい方法を探し続けています。
GitHub の READMEには、iOS SDK のビルドやテスト、そして貢献を行う方法が詳しく記載されています。
https://github.com/firebase/firebase-js-sdk
JavaScript 用の Realtime Database、Cloud Storage、Cloud Messaging(FCM)の各 SDK もオープンソース化されます。近いうちに、Firebase Authentication のオープンソース化など、いくつかの改善を行う予定です。さらに、コンポーネントのソースマップのリリースに向けた準備も進められています。これによって、アプリのデバッグが大幅に改善される予定です。
GitHub レポジトリには、ビルドやテスト、そして貢献を行う手順が記載されています。
Node.js: https://github.com/firebase/firebase-admin-node
Java: https://github.com/firebase/firebase-admin-java
Python: https://github.com/firebase/firebase-admin-python
うれしいことに、信頼された環境から Firebase にアクセスする Admin SDK は、最近リリースされた Python SDKも含めて 3 つすべてが完全にオープンソース化されます。今後、さらに多くの言語がサポートされる予定ですが、Firebase を皆さんの環境で利用する際には、これらのソースを参考にすることをおすすめします(その場合は、ぜひご報告ください)。
アップデートされた SDK で皆さんが作るものを楽しみにしています。いつものように、フィードバックや質問は Google グループの Firebase-Talk、Stack Overflow、Firebase サポートチームにお寄せください。今後、SDK の問題やプルリクエストは、GitHubにご連絡ください。また、Google I/O でリリースされたその他の Firebase の改善点について、Firebase ブログhttps://developers-jp.googleblog.com/2017/05/whats-new-from-firebase-at-google-io.htmlをご覧ください。
Reviewed by Khanh LeViet - Developer Relations Team
元の記事は Google オープンソース ブログに投稿されました。
Firebase クライアント ライブラリのオープンソース化に向けた第一歩を踏み出したことをお知らせします。私たちは、SDK をオープンなものにすることを通して、透明性を上げ、デベロッパー コミュニティの強化に貢献したいと考えています。この目的を達成するために、GitHub を通してソースコードを公開し、皆さんにも貢献していただけるようにします。スタイルの不一致からバグまで、コードに問題を発見した方は、GitHub 標準の Issue Tracker から問題を報告できます。また、このプロジェクトは Google オープンソース ディレクトリからも参照できるようになっています。皆さんのプルリクエストをお待ちしています。
オープンソース化の対象
まずは、iOS、JavaScript、Java、Node.js、Pythonの各 SDK のいくつかの製品をオープンソース化します。Android SDK のオープンソース化も検討予定です。各 SDK には、Apache 2.0ライセンスが適用されます。これは、FirebaseUIなどの既存の Firebase オープンソース プロジェクトと同じ柔軟なライセンスです。
以下では、それぞれのレポジトリについて紹介します。
Firebase iOS SDK 4.0
https://github.com/firebase/firebase-ios-sdk
Firebase iOS 4.0 SDK のリリースに合わせて、Swift ユーザーにとってわかりやすい API 名への変更など、デベロッパーの皆さんが開発をしやすくするためのいくつかの改善が行われています。iOS SDK のオープンソース化によって、各機能のフィードバックが増えることを期待しています。今回の最初のリリースでは、Realtime Database、Auth、Cloud Storage、Cloud Messaging(FCM)の各 SDK がオープンソース化されます。今後もさらに多くの SDK がオープンソース化される予定です。
Firebase にはまだオープンソース化できないコンポーネントもありますので、まだ製品を完全にビルドすることはできません。このレポジトリを使って FirebaseDev pod をビルドすることはできますが、当面の間 CocoaPodsで配布されるライブラリは当面の間静的フレームワークのままとなる予定です。私たちは、組み込みの方法によらず、デベロッパーの皆さんが開発しやすい方法を探し続けています。
GitHub の READMEには、iOS SDK のビルドやテスト、そして貢献を行う方法が詳しく記載されています。
Firebase JavaScript SDK 4.0
https://github.com/firebase/firebase-js-sdk
JavaScript 用の Realtime Database、Cloud Storage、Cloud Messaging(FCM)の各 SDK もオープンソース化されます。近いうちに、Firebase Authentication のオープンソース化など、いくつかの改善を行う予定です。さらに、コンポーネントのソースマップのリリースに向けた準備も進められています。これによって、アプリのデバッグが大幅に改善される予定です。
GitHub レポジトリには、ビルドやテスト、そして貢献を行う手順が記載されています。
Firebase Admin SDK
Node.js: https://github.com/firebase/firebase-admin-node
Java: https://github.com/firebase/firebase-admin-java
Python: https://github.com/firebase/firebase-admin-python
うれしいことに、信頼された環境から Firebase にアクセスする Admin SDK は、最近リリースされた Python SDKも含めて 3 つすべてが完全にオープンソース化されます。今後、さらに多くの言語がサポートされる予定ですが、Firebase を皆さんの環境で利用する際には、これらのソースを参考にすることをおすすめします(その場合は、ぜひご報告ください)。
アップデートされた SDK で皆さんが作るものを楽しみにしています。いつものように、フィードバックや質問は Google グループの Firebase-Talk、Stack Overflow、Firebase サポートチームにお寄せください。今後、SDK の問題やプルリクエストは、GitHubにご連絡ください。また、Google I/O でリリースされたその他の Firebase の改善点について、Firebase ブログhttps://developers-jp.googleblog.com/2017/05/whats-new-from-firebase-at-google-io.htmlをご覧ください。
Reviewed by Khanh LeViet - Developer Relations Team