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Google アシスタントでアプリの検索、インタラクション、リピート率向上をサポートする

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この記事は [プロダクト マネージャー、Brad Abramsによる Google Developers Blog の記事 "Help users find, interact & re-engage with your app on the Google Assistant" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

ユーザーは毎日、Google アシスタントやアプリを活用して用事を片付ける方法を新たに発見しています。本日は、ユーザーによるアプリの検索、インタラクション、リピート率向上を簡単にするための一連の新機能についてお知らせします。

ユーザーにアプリを見つけてもらいやすくする

Google アシスタントの国際化サポートやアップデートが進むにつれて、ユーザーはアプリを見つけやすくなっています。
  • アプリ ディレクトリのアップデート: スマートフォンのアシスタントのアプリ ディレクトリに、 新しいアプリ人気のアプリを紹介するセクションが追加されています。これらの動的セクションは、常に変化、進化します。そのため、Google アシスタントや Actions on Google が利用できるすべての言語/地域で、皆さんのアプリをユーザーに見つけてもらえるチャンスが増えます。また、ディレクトリの検索ボックスにオートコンプリートが導入されたので、ユーザーがアプリの名前を思い出せなくても、入力する際に補完してくれます。
  • 新しいサブカテゴリ: アプリ ディレクトリにサブカテゴリが作成されたため、「フード、ドリンク」などのカテゴリをクリックすると、「フードを注文」や「メニュー表示」などのサブカテゴリでさらにアプリが絞り込まれます。アプリの説明とサンプル呼び出しを使って、ユーザーの自然検索クエリから新しいタスクベースのサブカテゴリにマッピングしています。分類ラベルもアプリを見つけやすいように更新され、さまざまな機能に応じて、関連するすべてのサブカテゴリでアプリが表示されるようになっています。この変更によって、アプリのすべての機能をユーザーに伝えられるようになり、アプリを見つけてもらう新たな可能性が生まれます。詳細は、こちらをご覧ください。
  • 暗黙的検出: 暗黙的検出とは、ユーザーがコンテキスト依存クエリを使ってアプリに接続した状況を示します(例: 「自転車の修理を予約」)。この場合、ユーザーはアプリの名前を指定しません。今回、アプリの暗黙的検出を改善するために、コンソールに新しい検出セクションが作成されています。これによって、たとえユーザーがアプリの名前を思い出せなくても、アプリを起動する正確な操作呼び出しフレーズを作成できるようになります。詳細は、こちらをご覧ください。
  • 家族向けアプリのバッジ: Google アシスタントで、家族向けであることを示す「For Families」バッジが新しくリリースされます。これは、すべての世代で問題なく利用できるアプリを見つけやすくすることが目的です。Apps for Families プログラムのすべての既存アプリには、自動的にバッジが追加されます。アプリで「For Families」バッジの認証を得る方法については、こちらをご覧ください。
  • 国際サポート: 本日より、スペイン語(アメリカ、メキシコ、スペイン)、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、英語(インド)のアプリを開発できるようになったので、ユーザーはさらに多くの言語でアプリを見つけることができます。また、イギリスのデベロッパーは、取引機能を持つアプリを開発できるようになっています。Actions on Google での多言語サポートの方法については、国際化についての動画をご覧ください。

さらにインタラクティブなユーザー エクスペリエンスを作成する

ユーザーがアプリを簡単に見つけられるだけでなく、アプリに話しかけると魅力的で有意義な体験ができることも同じくらい重要です。そのために、いくつかの新機能がリリースされています。
  • スピーカーからスマートフォンへの転送: Google ホームなどの音声起動スピーカーからアシスタントを起動し、それをユーザーのスマートフォンに転送する機能を開発できる新しい API がリリースされています。スマートフォンに地図を送ったり、スマートフォンで取引を完了させたい方は、下の例を確認し、こちらをクリックして詳細をご覧ください。
  • パーソナライズされたアプリの開発: ユーザーの体験をさらにパーソナライズするために、選択した情報やプリファレンスをアプリに記憶させることができるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。
  • SSML の改善:先日、新しい SSML オーディオ デザインが可能になったウェブ シミュレータのアップデートが公開されました。自然で質の高い会話を作成するために、<prosody>、<emphasis>、<audio> などの新しくサポートされた SSML タグを使えるようになります。新しいタグ <par> も近日中に利用できるようになります。これは、ユーザーがアプリと会話している間に BGM や環境音を再生して、ムードや贅沢さを演出できるようにするものです。この機能を簡単に使えるように、サウンド ライブラリに 1,000 以上のサウンドが追加されています。こちらから、いくつかの新機能を紹介する簡単な SSML オーディオの実験をお聞きください。
  • イベントのキャンセル: 現在は、ユーザーが会話の最後に「キャンセル」と言っても、アプリが礼儀正しいお別れのメッセージで答えることはありません。今後は、ウェブフックで最後の 1 つのリクエストを取得できるようになり、フルフィルメント ロジックをクリーンアップしつつ、終了する前にユーザーに応答できるようになります。
  • 会話でのアカウントのリンク: 今までは、インタラクションの開始時にアプリにアカウントをリンクさせなければならず、ユーザーがアカウントのリンクを行うべきかどうかを判断することはできませんでした。アップデートされた AskForSignIn API を使うと、もっとも適切なタイミングでアカウントとアプリをリンクすることをユーザーに促すことができます。

ユーザーのリピート率を向上させる

ユーザーにアプリの再利用を促す機能がいくつか追加されているので、お試しください。これらの機能は、テストを始められるように今週デベロッパー向けに公開され、ユーザーにも近日中に公開されます。
  • 日次アップデート: アプリを使うすばらしい体験を終えた後、ユーザーは毎日アプリから同じ内容の通知を受けたいと感じるかもしれません。これを実現するために、日次アップデートの登録をユーザーに促す提案チップが追加されました。日次アップデートを設定するには、下の例のように、コンソールの検出セクションを開いてください。
  • プッシュ通知: アプリからユーザーに非同期アップデートを通知する新しいプッシュ通知 API がリリースされています。ストック オプションを売る最高のタイミングを探しているデイトレーダーや、新しい靴を買うためにバーゲン情報を知りたい倹約家の買い物客には、こういったアラートがスマートフォンにシステム通知として表示されます(後ほど、Google ホームなどの音声起動スピーカー上のアシスタントにも通知されます)。
  • ディレクトリ アナリティクス: モバイル ディレクトリでユーザーとアプリとのインタラクションを詳しく分析してユーザー エクスペリエンスの改善を続けられるように、コンソールのアナリティクス ツールが改善されています。アプリの評価やページビューの数とともに、アプリのディレクトリ リストから始めた会話の数について情報を見つけることができます。
すばらしいですね!たくさんのことを紹介してきましたが、これでも準備しているアップデートについて簡単に概要をお伝えしたにすぎません。皆さんがこういったツールを使い、新しくクリエイティブな方法で Google アシスタントの可能性をどう引き出すのか、楽しみです。

Reviewed by Yoshifumi Yamaguchi - Developer Relations Team


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