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Google Maps Android API の新バージョン、Google Play開発者サービスの一部として公開

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Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[本記事は、Reto Meier、Evan Rapoport、Andrew Foster が Android Developers Blog に投稿した「New Google Maps Android API now part of Google Play services」という記事と、Google Maps の Senior Product Manager である Andrew Foster が Google Geo Developers Blog に投稿した「Better maps in your Android apps!」という記事を元に翻訳・作成しています。詳しくは元記事をご覧ください。-山崎]

Google Play サービスは、皆さんが開発したアプリが Google プロダクトとスムーズに統合し、新機能を素早く展開しアプリで使用できるようにするための新たなプラットフォームです。このたび、Google Play サービス v2.0を公開しました。新たな API が 2 つ含まれており、そのうちの 1 つはアップグレードの要望がおそらく最も多いマップ用 API です。

Google Maps Android API


開発者はこの新バージョンの APIによって、Android 向け Google マップの数多くの最新機能を Android アプリに取り入れることができるようになります。この API を Google Play 開発者サービスの一部としてご提供できることを大変嬉しく思います。Froyo 以降 (API レベル8+) の端末に対応しています。

新たな API では 2D および 3D ビュー対応のベクターベースのマップを使用し、ユーザーはシンプルなジェスチャーでマップの傾斜や回転操作ができます。衛星写真やハイブリッド表示、地形や交通状況といった Google マップでおなじみの各種レイヤーに加え、新 API では主要な空港やショッピングセンターのインドア マップもアプリに追加できるようになります。

Android について最も多くリクエストが寄せられる機能の 1 つがマップ フラグメント対応です。新バージョンの API では、マップのアクティビティへの追加は、下記に示すようなシンプルな方法になります。
<fragment  android:id="@+id/map"  android:layout_width="match_parent"  android:layout_height="match_parent"  class="com.google.android.gms.maps.MapFragment"/>

この画像は、売家や賃貸物件を 3D で検索できる Android アプリ「Trulia」のアップデート版でご覧いただけます。


新しい API は使いやすくなり、マーカーや情報ウィンドウの作成も簡単です。ポリラインやポリゴン、グラウンド オーバーレイ、タイル オーバーレイのいずれも、わずか数行のコードでマップに追加できるようになりました。

まずは使用開始手順に従って API キーを取得したのち、SDK Manager で Google Play 開発者サービス用 SDK をダウンロードして設定を行います。詳しくは Google Maps for Android API のドキュメントを参照してください。なお、Android SDK をダウンロードしていない方は、最初にそれを行う必要があります。

すでに世界中の 80 万を超えるサイトで、便利で優れたアプリの作成に Google のマップ用 API が使用されています。Google Maps API ファミリーに新たに加わったこの API をご活用いただき、これまでモバイル端末上で不可能だったマップ体験の構築に役立てていただければと思います。

なお、新しい API の使い方について詳しく知りたい方は、下記の Google Developers Live の動画をご覧ください。




また、Google Maps Android API v2 documentation のサイトに更に詳しい情報がありますのでご覧ください。

Photo Sphere


Android 4.2 では、Google マップのストリートビューのような臨場感あふれる素晴らしいパノラマ写真の作成が可能な「Photo Sphere」モードをカメラに搭載しました。このたび、ビジネスや遊びの場での Photo Sphere の新たな用途を模索する開発者や企業、またカメラマンの方々にご利用いただける新たな API とそのドキュメントを公開しました。

Photo Sphere はオープン フォーマットなので誰でも作成でき、ウェブやモバイル端末上で表示させることができます。

Photo Sphere は簡単に言うと JPG のような画像ファイルで、中にテキストベースのメタデータ (Adobe が作成した XMP とよばれるオープン フォーマット) が埋め込まれています。メタデータには Photo Sphere の寸法や、Android や Google+、Google マップにあるインタラクティブ Photo Sphere ビューアー内でのレンダリング方法が記述されます。

Android の Photo Sphere カメラ以外で作成されたパノラマ画像に XMP メタデータを手動またはプログラムで追加したい場合は、メタデータの詳細、ならびにプログラムを使ってメタデータを写真に後付けする方法についての記事の公開をお待ちください。

新バージョンの Google Play サービスでは、画像が Photo Sphere かどうかを確認してから Photo Sphere ビューアーで開くという API を追加しました。
// This listener will be called with information about the given panorama.
//(このリスナーは、指定されたパノラマに関する情報と一緒に呼び出されます。)OnPanoramaInfoLoadedListener infoLoadedListener =  newOnPanoramaInfoLoadedListener(){    @Override    publicvoid onPanoramaInfoLoaded(ConnectionResult result,                                     Intent viewerIntent){        if(result.isSuccess()){            // If the intent is not null, the image can be shown as a            // panorama.
//(インテントが null 以外の場合は、画像はパノラマで表示可能です。)            if(viewerIntent !=null){                // Use the given intent to start the panorama viewer.
//(指定されたインテントを使用してパノラマ ビューアーを起動します。)                startActivity(viewerIntent);            }        }                // If viewerIntent is null, the image is not a viewable panorama.
//(viewerIntent が null の場合は、画像は表示可能なパノラマ画像ではありません。)    }};// Create client instance and connect to it.<
//(クライアント インスタンスを作成し、これに接続します。)PanoramaClient client =......// Once connected to the client, initiate the asynchronous check on whether// the image is a viewable panorama.
//(クライアントに接続後、画像が表示可能なパノラマ画像かどうか、
//非同期チェックを開始します。)
client.loadPanoramaInfo(infoLoadedListener, panoramaUri);

Google Play サービスや API についてもっとくわしく知りたい方は Android Developers サイトに新たに設けられた Google Services のページをご覧ください。

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