[この記事は Jason Eason、Product Manager, Android による Android Developers Blog の記事 "Develop a sweet spot for Marshmallow: Official Android 6.0 SDK & Final M Preview" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
袋から出してそのままでも、炙って表面はきつね色、中はとろとろにしてあげても、あるいはマシュマロクリームでも、マシュマロが嫌いな人なんているでしょうか。私たちは大好きです! 5 月に開催された Google I/O で Android M Developer Preview を公開して以来、多くの開発者からのたくさんのフィードバックをいただき、それらを反映させてきました。本日、 M Developer Preview 最終版へ更新するとともに、公式に Android 6.0 SDK を公開し、 Google Play においても Android Marshmallow 向けに新しい API Level 23 をターゲットとしたアプリを公開可能となりました。
Android 6.0 SDK にあわせて Android Support Libraryも v23 に更新しました。新しい Android Support Library を使用することで、後方互換性を保った上で新しいパーミッションモデルや指紋認証のサポートなど新しい API を簡単に組み込むことができます。今回のリリースでは customtabs、 percent、 recommendation、 preference-v7、 preference-v14、 preference-leanback-v17 など新しいライブラリが多く追加されています。
Android 6.0 SDK は最終版ではありますが、デバイスシステムイメージは引き続き Developer Preview 版と呼ばれています。 Developer Preview イメージは Android M 最終版にほぼ近いものではありますが、一般消費者向けではありません。 一般消費者向け OTA をお手元の Nexus 端末で受信し続けるためには、 Android 6.0 Marshmallow が今秋後半に公開されたときに、手動で端末に工場出荷時イメージを再度フラッシュする必要があることにご留意ください。
API Level 23 に対応したアプリが確実に Android Marshmallow と従来の Android バージョンで動作するようにしましょう。 Google Play の最近改善したベータテスト機能を使って、一般公開する前にフィードバックを集め、段階的なロールアウトを実施しながら最新版をすべてのユーザーに公開していただくことをおすすめします。
Posted by Yoshifumi Yamaguchi - Developer Relations Team
袋から出してそのままでも、炙って表面はきつね色、中はとろとろにしてあげても、あるいはマシュマロクリームでも、マシュマロが嫌いな人なんているでしょうか。私たちは大好きです! 5 月に開催された Google I/O で Android M Developer Preview を公開して以来、多くの開発者からのたくさんのフィードバックをいただき、それらを反映させてきました。本日、 M Developer Preview 最終版へ更新するとともに、公式に Android 6.0 SDK を公開し、 Google Play においても Android Marshmallow 向けに新しい API Level 23 をターゲットとしたアプリを公開可能となりました。
アプリを Android Marshmallow 対応にしましょう
Android 6.0 SDK 最終版は Android Studio の SDK Manager 経由でダウンロード可能です。 Android 6.0 SDK では、最終版 Android M API と最新のビルドツールを利用し、API Level 23 をターゲットとして開発していただけます。Android 6.0 SDK を Android Studio にダウンロードし、プロジェクトのcompileSdkVersion
を 23 に更新すれば、すぐに最新の Android M プラットフォームでのアプリの動作を検証できます。 また targetSdkVersion
を 23
に更新することで、自動バックアップや新しいパーミッション機能のような API Level 23 から利用できる機能の動作をお試しいただけます。Android 6.0 SDK にあわせて Android Support Libraryも v23 に更新しました。新しい Android Support Library を使用することで、後方互換性を保った上で新しいパーミッションモデルや指紋認証のサポートなど新しい API を簡単に組み込むことができます。今回のリリースでは customtabs、 percent、 recommendation、 preference-v7、 preference-v14、 preference-leanback-v17 など新しいライブラリが多く追加されています。
アプリのパーミッションを確認しましょう
指紋認証 API や Doze 省電力モードといった新しい機能とともに、 Android Marshmallow ではアプリのインストールやアップデートのユーザー体験をよりスムーズにする新しいパーミッションモデルが提供されています。Android Marshmallow のユーザは、状況に応じて柔軟にアプリの特定のパーミッションを無効にすることができます。このときもあなたのアプリが問題なく動作できるよう、アプリのターゲット API を 23 にして、 Android Marshmallow ユーザーとしての幅広い動作テストを実施してください。M Preview ビルドの取得方法について
お手元の端末で動作検証していただくために、Android エミューレーターシステムイメージと Developer Preview システムイメージの最新版を Nexus端末(Nexus 5 、Nexus 6 、Nexus 9 そして Nexus Player )向けに公開しました。デバイスシステムイメージは Developer Preview のサイトからダウンロードできます。また、過去の開発者向けアップデートと同様、すでに M Preview を実行中の Nexus 端末に対しては数日以内に Over-the-Air (OTA) 配信を予定しています。Android 6.0 SDK は最終版ではありますが、デバイスシステムイメージは引き続き Developer Preview 版と呼ばれています。 Developer Preview イメージは Android M 最終版にほぼ近いものではありますが、一般消費者向けではありません。 一般消費者向け OTA をお手元の Nexus 端末で受信し続けるためには、 Android 6.0 Marshmallow が今秋後半に公開されたときに、手動で端末に工場出荷時イメージを再度フラッシュする必要があることにご留意ください。
最新情報
- Android プラットフォームの変更点:
- パーミッションのユーザーインターフェイスが最終版に -- パーミッションのユーザーインターフェイスを更新し、いくつかのパーミッションの動作を改善しました。
- API の変更点:
- Fingerprint API の更新 -- より信頼性を高めるために、エラー報告、指紋登録処理、指紋認証の利用可能性チェック処理の改善を行いました。
Android Marshmallow 対応のアプリを Google Play にアップロードする
Google Play では API Level 23 のアプリを Google Play Developer Console から、すべてのリリースチャンネル(アルファ、ベータ、プロダクション)に提供していただけるようになりました。今秋の一般利用者向けリリースとあわせて予定されている Google Play ストアの更新により、アプリのインストールと更新の処理が API Level 23 を使っているアプリ向けの新しいパーミッションモデルに対応します。API Level 23 に対応したアプリが確実に Android Marshmallow と従来の Android バージョンで動作するようにしましょう。 Google Play の最近改善したベータテスト機能を使って、一般公開する前にフィードバックを集め、段階的なロールアウトを実施しながら最新版をすべてのユーザーに公開していただくことをおすすめします。
Posted by Yoshifumi Yamaguchi - Developer Relations Team